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28年度の国債利払い費、25年度比で1.5倍に 財務省が試算

2025年01月30日(木)12時37分

 1月30日、財務省は、2025年度予算案を基に将来の財政状況を試算した「後年度影響試算」で、28年度の国債利払い費が16.1兆円と、25年度の10.5兆円に比べて1.5倍に増える見通しを示した。写真は都内で2022年11月撮影(2025 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Kentaro Sugiyama

[東京 30日 ロイター] - 財務省は30日、2025年度予算案を基に将来の財政状況を試算した「後年度影響試算」で、28年度の国債利払い費が16.1兆円と、25年度の10.5兆円に比べて1.5倍に増える見通しを示した。日銀が利上げして「金利のある世界」となる中、利払い費の増加は財政運営の重荷となる。

26─28年度の名目国内総生産(GDP)成長率が3.0%、物価上昇率が2.0%との前提を置き、市場における金利上昇の織り込みなどを加味して試算した。

地方を除く、国の一般会計の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)は、25年度に0.8兆円の赤字、26年度に0.4兆円の赤字となるが、27年度に1兆円の黒字に転じ、28年度は2.6兆円の黒字となる見込み。

国会における予算審議の参考資料として衆院予算委員会に提出した。

ロイター
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