米FRBの年内利上げ、狭いレンジに=ゴールドマンCEO
米金融大手ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、2025年の米連邦準備理事会(FRB)の今後の金利動向について、インフレの軌道が変化しない限り、狭いレンジにとどまるとの見方を示した。写真はロイターのイベントに登壇したソロモンCEO。2024年12月、ニューヨーク市で撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、2025年の米連邦準備理事会(FRB)の今後の金利動向について、インフレの軌道が変化しない限り、狭いレンジにとどまるとの見方を示した。同社のウェブサイトに29日、コメントが掲載された。
ソロモン氏は同社のポッドキャストで「インフレの軌道を実際に変えるような政策行動がない限り、金利は狭いレンジに収まるだろう」と語った。
FRBは28─29日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25─4.50%に据え置くことを決定。パウエル議長は会見で、インフレと雇用に関するデータで適切と判断されるまで、追加利下げを急ぐ必要はないと述べた。
ソロモン氏は、インフレ率の観点からすると耐久消費財は軟調だが、サービスや食品は大きな逆風だと指摘。「これらは最終的に重要で、経済に反映される。2025年を見通すと、政策の幅はかなり狭いと思う」と述べた。
また、25年には資本市場活動の環境が大幅に改善され、プライベートエクイティ(PE)企業が関与する取引が増加するという見通しを示した。
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