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米IBM、第4四半期は利益が予想上回る 株価約10%急騰

2025年01月30日(木)09時12分

米IBMが29日発表した第4・四半期(2024年10─12月期)決算は、第4四半期の利益がアナリスト予想を上回った。2023年3月撮影(2025年 ロイター/Nacho Doce)

[29日 ロイター] - 米IBMが29日発表した第4・四半期(2024年10─12月)決算は、利益がアナリスト予想を上回った。企業のIT支出増加に伴いソフトウエア部門の需要が増加した。これを受け、同社の株価は引け後に約10%急騰した。

総売上高は175億5000万ドルとほぼ横ばいで、LSEGがまとめたアナリスト予想ととほぼ一致した。

調整後1株当たり利益は3.92ドルと、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の3.75ドルを上回った。

人工知能(AI)技術導入が進む中、顧客がクラウドインフラへの支出を優先させたため、ソフトウエア部門の売上高は過去5年間で最大の伸びを記録した。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マット・スワンソン氏は「ソフトウエアからの成長が高まれば利益率も向上する」と述べた。

25年度に少なくとも5%の収益の伸びを見込んでおり、伸び率は24年度の3%を上回っている。

これに関してランニング・ポイント・キャピタルのマイケル・アシュレイ・シュルマン最高投資責任者(CIO)はIBMの「AIとクラウド戦略への自信」を示していると述べた。

第4・四半期のソフトウエア部門の売上高は10%超増加した。一方、コンサルティング部門は約2%減の52億ドルとなった。

ロイター
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