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国内企業物価、12月は3.8%上昇 1年半ぶり高水準続く

2025年01月16日(木)11時09分

 1月16日、日銀が発表した12月の企業物価指数(CGPI)は前年比で3.8%上昇と、前月(確報値)と同じプラス幅となり、2023年6月(4.5%)以来の高い伸びを維持した。写真は埼玉県の工場で2020年5月撮影(2025 ロイター/Issei Kato)

Tetsushi Kajimoto

[東京 16日 ロイター] - 日銀が16日に発表した12月の企業物価指数(CGPI)は前年比で3.8%上昇と、前月(確報値)と同じプラス幅となり、2023年6月(4.5%)以来の高い伸びを維持した。コメを含む農林水産物の価格高や電気・ガス料金の値上がりが影響した。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値(3.8%上昇)に一致した。11月分の上昇率は3.8%に上方修正された。

前月比は0.3%上昇と4カ月連続でプラスとなった。

コメを含む農林水産物が31.8%上昇。コメ価格高騰は新米が出回ったことで一時より和らいだものの、引き続き押し上げ要因となった。飼養費や輸送費など諸コストの上昇を転嫁する動きもみられた。

「電力・都市ガス・水道」は12.9%上昇。2024年5月に再生可能エネルギー普及のための再エネ賦課金が引き下げられたことがプラスに寄与した。電気・ガス代補助金の終了も押し上げ要因となった。

非鉄金属は銅・アルミニウム市況上昇により12.6%上昇した。

企業物価指数を構成する515品目のうち、上昇した品目は389、下落は103だった。

24年通年の国内企業物価は2.3%上昇と、23年の4.4%から伸びが縮小した。

*この記事の詳細はこの後送信します。新しい記事には「UPDATE」と表示します。

*日銀の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

http://www.boj.or.jp/statistics/pi/cgpi_release/

ロイター
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