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米国株式市場=薄商いの中を大幅続落、前場安値からは戻す

2024年12月31日(火)07時05分

米国株式市場は薄商いの中を大幅続落して取引を終えた。2021年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は薄商いの中を大幅続落して取引を終えた。主要3指数は序盤の安値からは回復したものの、それでも0.5%以上下落した。

年末の税金対策やバリュエーション、国債利回りの上昇、2025年に関する不確実性など、全てがリスク回避ムードを強めた。

この日は幅広い売りにより、S&P500の主要11セクター全てがマイナス圏に落ち込んだ。S&P一般消費財は1.6%下落した。

ウェルススパイア・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、オリバー・パーシェ氏は「いくらかのポジションを手じまいして、その利益を守るべきだろう」と指摘。取引量が少ないために市場の変動が大きくなったとした。

最近の下落にもかかわらず、2024年通年では米国株は大きく上昇した。ナスダック総合は30%、S&P500は24%、ダウ工業株30種は13%以上上昇する基調にある。

韓国当局は30日、前日に起きたチェジュ航空機事故を受け、国内の航空運航システム全体の緊急安全点検を行うよう命じた。これを受けてボーイングが1.6%下落した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインの下落により、マイクロストラテジー、コインベース、MARAホールディングスなどの仮想通貨関連株は3.8─8.2%下落した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.81対1の比率で上回った。

ナスダックでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.72対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は144億8000万株。直近20営業日の平均は147億5000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 42573.73 -418.48 -0.97 42863.86 42863.86 42263.5

1

前営業日終値 42992.21

ナスダック総合 19486.79 -235.25 -1.19 19460.41 19622.93 19342.5

1

前営業日終値 19722.03

S&P総合500種 5906.94 -63.90 -1.07 5920.67 5940.79 5869.16

前営業日終値 5970.84

ダウ輸送株20種 15886.79 -143.87 -0.90

ダウ公共株15種 983.40 -3.86 -0.39

フィラデルフィア半導体 5026.51 -96.46 -1.88

VIX指数 17.43 +1.48 +9.28

S&P一般消費財 1849.31 -29.90 -1.59

S&P素材 527.90 -7.16 -1.34

S&P工業 1117.17 -11.00 -0.98

S&P主要消費財 852.53 -10.37 -1.20

S&P金融 803.87 -7.53 -0.93

S&P不動産 254.00 -1.15 -0.45

S&Pエネルギー 646.12 -0.55 -0.08

S&Pヘルスケア 1600.96 -19.68 -1.21

S&P通信サービス 344.17 -3.44 -0.99

S&P情報技術 4657.95 -51.45 -1.09

S&P公益事業 385.42 -1.49 -0.39

NYSE出来高 8.37億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39530 - 460 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39435 - 555 大阪比

ロイター
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