米国株式市場＝ほぼ横ばい、序盤の高値から失速

米国株式市場はほぼ横ばいで取引を終えた。２０２１年１月撮影（２０２４年　ロイター/Mike Segar）

［ニューヨーク　１９日　ロイター］ - 米国株式市場はほぼ横ばいで取引を終えた。当初は米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が来年の利下げ回数の見通しを引き下げ、インフレ予想を引き上げたことを受けた前日の大幅安から反発して推移したが、終盤にかけて失速した。

１９日発表の経済指標は新規失業保険申請件数が予想以上に減少したほか、第３・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）確報値が年率換算で前期比３．１％増と、改定値の２．８％から上方改定され、ＦＲＢの見解を裏付ける形となった。

インガルス＆スナイダーのシニアポートフォリオストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「（ＦＲＢは）インフレ鈍化が続かなければ金利が低下し続けることはないというメッセージを明確にした。インフレ率はここにきてやや上昇しており、ＦＲＢにとって懸念材料だ」と指摘した。

市場は現在、来年半ばまでに２５ベーシスポイント（ｂｐ）の利下げを１回予想し、来年末までに見込む利下げ回数は２回未満と、先週時点の３回から減少した。

最新の経済指標を受けて長期金利は上昇し、指標１０年債利回りは一時４．５９４％と約７カ月ぶり高水準に達した。

終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 42342.24 +15.37 +0.04 42464.13 42787.85 42334.13

前営業日終値 42326.87

ナスダック総合 19372.77 -19.93 -0.10 19565.66 19623.02 19357.76

前営業日終値 19392.69

Ｓ＆Ｐ総合５００種 5867.08 -5.08 -0.09 5912.71 5935.52 5866.07

前営業日終値 5872.16

ダウ輸送株２０種 15859.45 -90.28 -0.57

ダウ公共株１５種 971.56 +6.52 +0.68

フィラデルフィア半導体 4893.47 -77.51 -1.56

ＶＩＸ指数 24.09 -3.53 -12.78

Ｓ＆Ｐ一般消費財 1868.28 +1.44 +0.08

Ｓ＆Ｐ素材 529.93 -5.76 -1.07

Ｓ＆Ｐ工業 1115.60 -1.17 -0.10

Ｓ＆Ｐ主要消費財 864.62 -6.41 -0.74

Ｓ＆Ｐ金融 793.27 +3.18 +0.40

Ｓ＆Ｐ不動産 249.72 -4.30 -1.69

Ｓ＆Ｐエネルギー 633.35 -6.31 -0.99

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1583.85 -11.72 -0.73

Ｓ＆Ｐ通信サービス 342.88 -0.36 -0.11

Ｓ＆Ｐ情報技術 4599.03 +8.73 +0.19

Ｓ＆Ｐ公益事業 379.63 +1.82 +0.48

ＮＹＳＥ出来高 13.00億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39120 + 40 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39020 - 60 大阪比