日経平均は3日続落、次第に軟化し後場マイナス圏 アドバンテスト9%超安
12月17日、東京株式市場で日経平均は3日続落し、前営業日比92円81銭安の3万9364円68銭で取引を終えた。東京証券取引所で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続落し、前営業日比92円81銭安の3万9364円68銭で取引を終えた。朝方は米ハイテク株高の流れを引き継ぎ、主力の半導体関連銘柄が買われたが、追随した動きは広がらず急速に軟化した。日米の中銀会合を控えて様子見ムードが強い中、個別材料株やテーマ株の一角が物色された。指数寄与度の高いアドバンテストが9%超安となり、日経平均を押し下げた。
日経平均は132円高で寄り付き、一時338円高の3万9796円22銭まで上昇した。しかし、勢いは続かず次第に上げ幅を縮小し、後場はマイナス圏に沈んだ。円安が一服したほか、アジア株や時間外取引での米株先物が低調だったことなどが重しとなった。
個別ではアドバンテストが9.35%下落し、1銘柄で日経平均を約231円押し下げた。目立った材料はみられなかったものの、市場では年末とクリスマス休暇を控えた機関投資家のポジション整理の売りのほか、半導体メモリー大手キオクシアホールディングスの新規株式公開(IPO)を控えた換金売りが影響しているとの見方があった。
東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、0.37%安の2728.2ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.37%安の1404.06ポイント。プライム市場の売買代金は4兆3026億9400万円だった。東証33業種では、証券・商品先物取引、石油・石炭製品、保険、非鉄金属など27業種が値下がり、その他製品、情報・通信など6業種が値上がりした。
SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「日銀の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているため、積極的な動きは限られる」と話す。日本株がレンジ相場から抜け出し、上昇基調に転じるには、日米の中銀会合を無難に通過すること、米国株が一段高になることといった条件が必要という。
そのほか主力株では、リクルートホールディングス、デンソーが軟調。ソフトバンクグループは孫正義会長が16日にトランプ次期米大統領と会談し、今後4年間で米国に1000億ドルを投資すると表明したことが手掛かりとなり、4.4%高となった。ファーストリテイリング、中外製薬も買われ日経平均を押し上げた。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.44%安の635.44ポイントと、続落した。きょうグロース市場に新規上場したリスキルは公開価格を29%上回る4840円で初値を付け、上限の5450円まで上昇し、4540で引けた。スタンダード市場に上場した黒田グループは公開価格を26%上回る885円で初値を付け、905円まで上昇し、875円で引けた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが546銘柄(33%)、値下がりは1032銘柄(62%)、変わらずは65銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 39364.68 -92.81 39589.65 39,364.68─39,796.22
TOPIX 2728.20 -10.13 2742.39 2,728.20─2,761.26
プライム市場指数 1404.06 -5.23 1411.96 1,404.06─1,420.82
スタンダード市場指数 1248.53 -1.37 1251.66 1,246.90─1,251.85
グロース市場指数 814.89 -2.43 817.34 811.88─818.14
グロース250指数 635.44 -2.83 638.17 632.94─638.38
東証出来高(万株) 189297 東証売買代金(億円) 43026.94
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