年内利上げの是非、短観などのデータよく見て判断=中村日銀委員
12月5日、日銀の中村豊明審議委員は、広島市内で行った金融経済懇談会後の記者会見で、12月の金融政策決定会合で利上げするかどうかは13日に発表される日銀短観などのデータをよく見た上で判断したいと話した。写真は日銀本店外観。2009年3月撮影(2024年 ロイター/Yuriko Nakao)
Takahiko Wada
[広島市 5日 ロイター] - 日銀の中村豊明審議委員は5日、広島市内で行った金融経済懇談会後の記者会見で、12月の金融政策決定会合で利上げするかどうかは13日に発表される日銀短観などのデータをよく見た上で判断したいと話した。「利上げに反対しているわけではない」とし、データに基づいて政策判断すべきだと強調した。
中村委員は3月のマイナス金利解除、7月の利上げ時にも反対票を投じたが「利上げの仕方に対して反対した」と話した。データをきちんと確認してから政策金利を引き上げるのが適切で、「日銀の政策変更への憶測ばかりが先行して、実体を示す経済データ、ファクトに対する関心が衰えてしまうのは良くない」と主張していた、と説明した。
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