ニュース速報
ビジネス

ネットフリックス、日本の会員1000万人突破 国内ドラマ好調

2024年12月04日(水)07時34分

 12月4日、米動画配信サービス大手ネットフリックスは、日本国内の会員数が今年上半期に1000万人を突破したと明らかにした。2020年撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Sam Nussey

[東京 4日 ロイター] - 米動画配信サービス大手ネットフリックスは、日本国内の会員数が今年上半期に1000万人を突破したと明らかにした。既存のテレビ局が扱わないようなテーマで制作した日本語ドラマが人気を博している。

国内会員数は過去4年間で倍増した。

日本向けコンテンツ部門バイス・プレジデントの坂本和隆氏によると、不動産詐欺事件を扱った「地面師たち」や女子プロレスラーのダンプ松本さんの半生を描いた「極悪女王」のドラマ2作のほか、リアリティシリーズ「ボーイフレンド」が多くの視聴者を集めている。

映画以外の英語コンテンツでは、同社が2021年に日本の視聴ランキングの公表を開始して以来、首位に入った作品は2作にとどまっており、このうち一つは人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の実写版だった。

坂本氏は「日本は自国のコンテンツをたくさん見たいという国なので、そういう意味で作品の必要性は強く感じている」と説明した。

同社は9月に、「地面師たち」の監督を担当した大根仁監督と5年間の独占契約を結んだと発表している。

ネットフリックスによると、非英語コンテンツの中で日本語は韓国語、スペイン語に続き3番目に高い視聴数を誇っており、昨年の全世界での日本アニメの視聴数は10億回を超えた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

OECD、25年の英成長率予想引き上げ インフレ率

ビジネス

ステランティス、次期CEOにアップルCFO起用報道

ビジネス

英中銀、段階的な利下げ方針維持 インフレ低下定着=

ビジネス

仏サービスPMI、11月46.9に低下 政局不透明
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
2024年12月10日号(12/ 3発売)

地域から地球を救う11のチャレンジと、JO1のメンバーが語る「環境のためできること」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康体の40代男性が突然「心筋梗塞」に...マラソンや筋トレなどハードトレーニングをする人が「陥るワナ」とは
  • 2
    NewJeansの契約解除はミン・ヒジンの指示? 投資説など次々と明るみにされた元代表の疑惑
  • 3
    【クイズ】核戦争が起きたときに世界で1番「飢えない国」はどこ?
  • 4
    JO1が表紙を飾る『ニューズウィーク日本版12月10日号…
  • 5
    混乱続く兵庫県知事選、結局SNSが「真実」を映したの…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「IQ(知能指数)が高い国」はど…
  • 7
    NATO、ウクライナに「10万人の平和維持部隊」派遣計…
  • 8
    健康を保つための「食べ物」や「食べ方」はあります…
  • 9
    韓国ユン大統領、突然の戒厳令発表 国会が解除要求…
  • 10
    シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防…
  • 1
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 5
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 6
    健康体の40代男性が突然「心筋梗塞」に...マラソンや…
  • 7
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 8
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 9
    NewJeansの契約解除はミン・ヒジンの指示? 投資説な…
  • 10
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中