ニュース速報
ビジネス

米インテル、ゲルシンガーCEOが退任 AI向け半導体で遅れ

2024年12月03日(火)02時17分

米半導体大手インテルは2日、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が退任したと発表した。6月撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)

[2日 ロイター] - 米半導体大手インテルは2日、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が退任したと発表した。インテルは、人工知能(AI)向け半導体で独占状態にある米エヌビディアなどとの競争を巡り、苦戦していた。取締役会は後任の選考委員会を設置した。新たなCEOの選定を進める間、デービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)と上級幹部のミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏を暫定共同CEOに任命した。同社株は今年に入って半値以下に下落している。

ゲルシンガー氏は2021年にCEOに任命された。台湾積体電路製造(TSMC)などに半導体生産の主導権が移る中、米半導体業界のけん引役だったインテルの改革を先導してきた。ファウンドリーとして他の半導体企業の委託製造を請け負うほか、技術的優位性を取り戻すという抜本的な事業変革を目指した。取締役会の独立議長であるフランク・イヤリー氏は発表文で「半導体生産の競争力を回復し、世界トップクラスのファウンドリーとなる能力を構築する上で大幅に進歩した。ただ、やるべきことは依然として多く、投資家の信頼回復に全力を尽くす」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

仏内閣不信任案、4日にも可決へ 予算案の強行採択受

ビジネス

インフレ引き続き低下へ、 不確実性は高い=米アトラ

ワールド

ヒズボラ「停戦違反に防御的攻撃」実施、イスラエルも

ビジネス

米ISM製造業景気指数、11月48.4に上昇 新規
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
2024年12月10日号(12/ 3発売)

地域から地球を救う11のチャレンジと、JO1のメンバーが語る「環境のためできること」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で17番目」
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える新型ドローン・システム
  • 4
    バルト海の海底ケーブルは海底に下ろした錨を引きず…
  • 5
    空港ラウンジで休憩中、本物のレディー・ガガが入っ…
  • 6
    ロシア・クルスク州の軍用空港にウクライナがミサイ…
  • 7
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 8
    なぜジョージアでは「努力」という言葉がないのか?.…
  • 9
    不法移民の強制送還に「軍を動員」示唆するトランプ…
  • 10
    シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防…
  • 1
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 6
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 7
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 8
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 9
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 10
    エスカレートする核トーク、米主要都市に落ちた場合…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中