「SNS企業に社会的責任」 16歳未満の利用禁止で豪首相
11月29日、オーストラリア議会が16歳未満の子どもの交流サイト(SNS)利用を禁止する法案を可決したのを受け、アルバニージー首相(写真)は記者会見を開き、「これで(SNS)プラットフォームは子どもたちの安全確保を優先する社会的責任を負った」と述べた。同日、議会前で撮影。AAP Image/Lukas Coch(2024年 ロイター)
Alasdair Pal
[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリア議会が28日、16歳未満の子どもの交流サイト(SNS)利用を禁止する法案を可決したのを受け、アルバニージー首相は29日に記者会見を開き、「これで(SNS)プラットフォームは子どもたちの安全確保を優先する社会的責任を負った」と述べた。
法案はファストトラック方式で短期間で可決されたため、SNS企業や一部議員からは精査を欠いているとの批判も出ている。
アルバニージー氏は、年齢確認の運用試験が完了する前に法案を可決したのは正しいアプローチであり、「われわれの意図について非常に明確にメッセージを送っている」と指摘。「法が完璧に執行されると言うつもりはない。18歳未満の飲酒が禁止だからといって、18歳未満の者がアルコールに絶対アクセスできないわけではないのと同じことだ。それでもわれわれは、(法を成立させたことが)正しいことだと知っている」と述べた。