米耐久財受注、10月はコア資本財0.2%減 予想外に減少
米商務省が27日発表した10月の航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注耐久財受注は前月比0.2%減となった。2019年7月撮影(2024年 ロイター/Charles Eckert)
[ワシントン 27日 ロイター] - 米商務省が27日発表した10月の航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注耐久財受注は前月比0.2%減となった。市場予想は0.1%増だった。9月分は0.3%増と前回発表の0.7%増から下方改定された。
民間設備投資の先行指標となるコア資本財受注が予想外に減少し、今四半期の企業の設備投資が鈍化したことを示唆した。
コア資本財出荷は0.2%増。前月は0.1%減少していた。
資本財から国防関連を除いた受注は前月の3.5%減から、1.4%増加に転じた。出荷は1.9%減。前月は3.8%減だった。
全体の耐久財受注は0.2%増。前月は0.4%減だった。耐久財受注はトースターから航空機まで3年以上使われるモノを指す。
輸送機器の受注が、前月の1.9%減から0.5%増に増加したことが押し上げ要因となった。
自動車・部品の受注は0.4%減。民間航空機の受注は8.3%増。前月は16.6%減だった。ボーイングのウェブサイトによると、10月の航空機受注は63機。前月の65機から減少した。
民間航空機の出荷は11.8%減少。西海岸のボーイング工場で7週間続いたストライキが影響したとみられる。