ニュース速報
ビジネス

インテルに78.6億ドルの半導体補助金、米政府が最終決定

2024年11月27日(水)09時09分

 米商務省は11月26日、半導体大手インテルに対する78億6000万ドルの補助金を最終決定したと発表した。写真中央はバイデン大統領。3月20日、アリゾナ州にあるインテルの施設で撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

David Shepardson

[26日 ロイター] - 米商務省は26日、半導体大手インテルに対する78億6000万ドルの補助金を最終決定したと発表した。同社が国防総省と30億ドルの契約を結んだことを受けて、補助金の額は3月に発表した85億ドルから減額された。

補助金は、アリゾナ州、ニューメキシコ州、オハイオ州、オレゴン州で同社が進める約900億ドルの製造プロジェクトに活用される。

レモンド商務長官は「米国で設計された半導体が、米企業によって米国内で米労働者によって製造されパッケージされるのは久しぶりのことだ」と述べた。

政府関係者によると、インテルはすでに初期プロジェクトの目標を一部達成しており、12月末までに10億ドル以上の補助金を受け取る予定。助成金の減額はインテルが直面している利益率悪化や人員削減などさまざまな問題とは無関係だという。

米国は国内半導体生産の増強を目指し、2022年に「CHIPS・科学法」を制定。生産や研究などに計527億ドルを投じる計画だが、今回の補助金は同法に基づく交付金の中で最大となる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米通商代表にグリア氏指名、トランプ氏発表 元UST

ワールド

中国国営メディア、トランプ氏の関税案を非難 薬物問

ビジネス

孫ソフトバンクG会長、インド首相と会談へ=関係筋

ワールド

豪CPI、10月は前年比+2.1%で横ばい コアは
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 4
    放置竹林から建材へ──竹が拓く新しい建築の可能性...…
  • 5
    「健康食材」サーモンがさほど健康的ではない可能性.…
  • 6
    こんなアナーキーな都市は中国にしかないと断言でき…
  • 7
    早送りしても手がピクリとも動かない!? ── 新型ミサ…
  • 8
    トランプ関税より怖い中国の過剰生産問題
  • 9
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 10
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 6
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 7
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 8
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中