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グーグルとメタ、豪に16歳未満のSNS利用禁止延期を要請

2024年11月26日(火)13時59分

米グーグルとメタ・プラットフォームズは26日、オーストラリア政府に対し、16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法案の立法化を延期するよう要請した。写真はメタとグーグルのロゴ。21年撮影。(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

Renju Jose

[シドニー 26日 ロイター] - 米グーグルとメタ・プラットフォームズは26日、オーストラリア政府に対し、16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法案の立法化を延期するよう要請した。

豪政府は議会の会期末に当たる28日までに法案を成立させたい考え。

法案は先週、議会に提出され、意見を募ったのは1日だけだった。

グーグルとメタは、年齢認証システムの試験結果を待ってから法制化を進めるべきだと指摘。「そのような結果がない限り、業界もオーストラリア国民も、法案が求める年齢確認の性質や規模、国民に与える影響を理解できない。法案は現在の形では一貫性がなく、効果もない」と提出文書で述べた。

法案は年齢確認が確実に行われるよう合理的な措置を講じることを運営会社に義務付け、違反した場合は最大4950万豪ドル(3200万米ドル)の罰金を科す内容。

中国の字節跳動(バイトダンス)が運営する短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は法案に明確さが欠けていると指摘し、専門家などとの詳細な協議なしに法案を可決しようとする政府の計画に多大な懸念があると表明した。

米実業家イーロン・マスク氏のXは、法案が表現の自由や情報へのアクセスなど、子どもや若者の人権に悪影響を与えるとの懸念を示した。

ロイター
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