自動運転の中国ポニー、米IPO規模拡大 評価額45億ドル強目指す
11月20日、自動運転技術を手がける中国の新興企業、小馬智行(ポニー・エーアイ)は、計画している米国での新規株式公開(IPO)の規模を拡大して自社の企業価値を最大45億5000万ドルと評価されることを目指すと明らかにした。北京で2021年撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)
Arasu Kannagi Basil
[20日 ロイター] - 自動運転技術を手がける中国の新興企業、小馬智行(ポニー・エーアイ)は20日、計画している米国での新規株式公開(IPO)の規模を拡大して自社の企業価値を最大45億5000万ドルと評価されることを目指すと明らかにした。同社にはトヨタ自動車が出資している。
ポニーは現在、2000万株相当の米国預託証券(ADS)を1ADS当たり11─13ドルの価格で発行して最大2億6000万ドルの資金を調達する方針だ。当初は1500万株相当のADSを発行する予定だった。
これまでに自動車メーカーの北京汽車集団(BAIC)などが同社株の購入に関心を示している。
先月にはロボタクシーなどの自動運転技術を手がける中国の新興企業、文遠知行(ウィーライド)がナスダックに上場。IPOで4億4050万ドルの資金を調達した。
ルネッサンス・キャピタルのシニアストラテジスト、マット・ケネディ氏は「ウィーライドの上場が、ポニー・エーアイに上場へ向けた一定の自信を与えた」と述べた。
ポニーはナスダック証券取引所で「PONY」のティッカーシンボルで上場される予定。主幹事はゴールドマン・サックス、BofAセキュリティーズ、ドイツ銀行、華泰証券、タイガー・ブローカーズが務める。