英住宅売却希望価格、例年以上の落ち込み=ライトムーブ
11月18日、英不動産検索サイトのライトムーブが発表した調査結果によると、11月9日までの4週間の国内住宅の売却希望価格は季節調整前で前月比1.4%下落した。2021年8月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Henry Nicholls)
[ロンドン 18日 ロイター] - 英不動産検索サイトのライトムーブが18日発表した調査結果によると、11月9日までの4週間の国内住宅の売却希望価格は季節調整前で前月比1.4%下落した。例年この時期に見られる下落率(0.8%)より大幅に下落した。前年同期比では1.2%上昇した。
調査期間中、2軒目の住宅購入に対する増税を盛り込んだ予算案をリーブス財務相が発表したほか、イングランド銀行(英中央銀行)が利下げを行った。
ライトムーブのディレクター、ティム・バニスター氏は「ここ数週間、住宅購入者にとって消化すべきニュースが多く、市場はまだ消化しきれていないようだ」と指摘。「昨年の同時期に市場が低調だったのに比べ、市場活動の全体像はなお良好だ。このことから、2025年は価格面でも販売戸数面でもより好調になると予想している」と述べた。
ライトムーブは、25年には住宅価格が4%上昇と、21年以来の高い伸びとなるとの予想を示した。