ソフトバンクG出資の印スウィッギーが上場、終値は約17%高
ソフトバンクグループが出資するインド料理宅配サービス大手スウィッギーは13日、インド国内のナショナル証券取引所に上場、新規株式公開(IPO)価格を約17%上回る水準で取引を終えた。写真は11月13日、ムンバイの証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Francis Mascarenhas)
Hritam Mukherjee Chris Thomas
[ベンガルール 13日 ロイター] - ソフトバンクグループが出資するインド料理宅配サービス大手スウィッギーは13日、インド国内のナショナル証券取引所に上場、新規株式公開(IPO)価格を約17%上回る水準で取引を終えた。買い物客のオンライン化と迅速な配達を求める傾向が強まる中、フード・食料品デリバリー企業への投資家の信頼が高まっていることを示した。
IPOでは14億ドルを調達、インドで今年2番目の規模だった
インド株式市場全体が弱含む中、取引初日は一部の予想より良いパフォーマンスを見せた。終値は456ルピー(5.41ドル)で、時価総額は約121億ドルに達した。一時は465.8ルピーに上昇した。
スウィッギーとその主要ライバルであるゾマトは、中核のフード宅配事業から多角化。いわゆる「クイック・コマース」と呼ばれる10分以内の食料品デリバリーを提供することで、新規顧客を獲得している。
オランダの投資会社プロサスがスウィッギーの株式の25%を保有。ソフトバンクグループの出資比率は約8%となっている。