米大手銀・地銀トップ、M&A・IPOや消費者財務の好調指摘
米大手銀や地銀のトップは11月13日にニューヨークで開かれた業界イベントで、M&A(合併・買収)や新規株式公開(IPO)の動向、米消費者の財務状況は好調との見方を示した。写真左はバンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)。ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米大手銀や地銀のトップは13日にニューヨークで開かれた業界イベントで、M&A(合併・買収)や新規株式公開(IPO)の動向、米消費者の財務状況は好調との見方を示した。
バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は今後予定されるM&Aに関する助言案件が相当積み上がっており、IPOに向けた動きも「目いっぱいそろい、準備が整っている」と語った。
地銀キーコープのクリストファー・ゴーマンCEOは、個人の銀行口座残高がコロナ禍前と比べて30%増加しており、「経済の好調」を示していると指摘した。
米国の各行は、金利低下やトランプ新政権発足により、数四半期にわたり伸び悩んでいた融資需要が盛り上がると予想している。
ゴーマン氏は「これまではあまり多くの融資需要が見られなかったが、これから盛り上がり始まるだろう」と見込んだ。