ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、トランプ氏勝利で週間でも高い

2024年11月09日(土)07時18分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。投資家が大統領選でのトランプ氏の影響を見極めようとする中、週間ベースでも上昇に向かっている。

アナリストらは、貿易関税の引き上げや不法移民の取り締まり、減税、事業規制緩和などトランプ大統領の政策提案が成長とインフレを押し上げると予想している。ただ短期的には、実際にどのような政策が導入されるかかなりの不確実性が残っている。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフストラテジスト、マーク・チャンドラー氏はトランプ氏の政策案について「それが選挙運動のレトリックなのか、交渉術なのか、あるいは原則を語ったものなのか、われわれにはよく分からない。ドルと金利に見られるボラティリティの一部は、市場がそれを解明しようとしているからだ」と指摘した。

ドル指数は0.58%高の105.01。週間では0.68 %上昇するペースとなっている。6日は4カ月ぶり高値の105.44を付けていた。

ユーロ/ドルは0.85%安の1.0712ドル。6日のドイツ連立政権崩壊を受けて、今週は1.12%安となる基調にある。

ドル/円は0.13%安の152.73円となった。米国との金利差が拡大するにつれ円は下落すると予想されている。

オフショア人民元は0.69%安の1ドル=7.2元だった。

中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会は8日、地方政府の「隠れ債務」について10兆元(1兆4000億ドル)規模の対策を決定したが、より積極的な財政刺激策を期待する市場の期待には応えられなかった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.45%高の7万7068ドルとなった。一時は過去最高値の7万7303.97ドルに達した。

ドル/円 NY終値 152.63/152.65

始値 152.42

高値 152.85

安値 152.34

ユーロ/ドル NY終値 1.0718/1.0719

始値 1.0783

高値 1.0784

安値 1.0688

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

テスラの24年世界販売1.1%減、初の前年割れ 中

ワールド

テスラ車爆発とニューオーリンズ死傷事件、FBIが関

ワールド

マスク氏、ドイツ極右政党党首とXで対談か 10日開

ビジネス

米新規失業保険申請は9000件減の21.1万件、8
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に突き落とした「超危険生物」との大接近にネット震撼
  • 2
    「これが育児のリアル」疲労困憊の新米ママが見せた赤ちゃんハプニングが話題に
  • 3
    早稲田の卒業生はなぜ母校が「難関校」になることを拒否したのか?...「アンチ東大」の思想と歴史
  • 4
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 5
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 6
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も…
  • 7
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 8
    中高年は、運動しないと「思考力」「ストレス耐性」…
  • 9
    ロシア軍の「重要」飛行場を夜間に襲撃...ウクライナ…
  • 10
    「少数与党」でモヤモヤする日本政治だが、そのしな…
  • 1
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部
  • 2
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 3
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 4
    ヨルダン皇太子一家の「グリーティングカード流出」…
  • 5
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 6
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 9
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に…
  • 10
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中