代替肉の米ビヨンド・ミート、24年売上見通し引き下げ 需要減で
11月6日、植物由来の代替肉を手掛ける米ビヨンド・ミートは、今年の純売上高の見通しを3億2000万─3億3000万ドルと、前回予想の3億2000万─3億4000万ドルから引き下げた。写真は同社のベジタリアン向けソーセージ。米カリフォルニア州 で2019年6月撮影(2024 ロイター/)
Anuja Bharat Mistry
[6日 ロイター] - 植物由来の代替肉を手掛ける米ビヨンド・ミートは6日、今年の純売上高の見通しを3億2000万─3億3000万ドルと、前回予想の3億2000万─3億4000万ドルから引き下げた。コスト意識の高い消費者が同社の高価な代替肉製品の購入を控え、安い製品に切り替えたことが理由。
同社株は時間外取引で約5%下落した。
同社は原料コスト高を受けて製品を値上げしたが、代替肉の需要は伸び悩んでいる。中低所得層の消費者は支出を切り詰めるため、より安価な食肉を購入している。
7─9月期の売り上げは7.1%減。前年同期は3.5%増だった。
ブラウン最高経営責任者(CEO)は「年末までに手元資金を増やし、25年には財務基盤の再構築に努める」と述べた。
ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータによると、7─9月期のビヨンド・ミートの純売上高は前年同期比7.6%増の8100万ドル。調整後の1株当たりの損益は0.41ドルの赤字だった。