米国債利回り上昇、米大統領選の結果待ち 一部でトランプトレード
11月6日、アジア時間の取引で米国債利回りが上昇。大接戦が予想される米大統領選の開票結果を待つムードが強い一方で、共和党候補のトランプ前大統領(写真)が勝利するシナリオを反映したトランプトレードが一部で活発化したことが利回り上昇につながった。写真は米フロリダ州 で撮影(2024 ロイター/Brian Snyder)
Gertrude Chavez-Dreyfuss Saeed Azhar
[ニューヨーク/シンガポール 6日 ロイター] - アジア時間6日の取引で米国債利回りが上昇。大接戦が予想される米大統領選の開票結果を待つムードが強い一方で、共和党候補のトランプ前大統領が勝利するシナリオを反映したトランプトレードが一部で活発化したことが利回り上昇につながった。
オンラインの予測市場ではトランプ氏の勝率が再び上昇しているが、激戦州の結果判明には時間がかかるとみられる。
10年債利回りは約6ベーシスポイント(bp)上昇の4.345%。2年債利回りは4bp上昇し、4.2408%となった。
ハリス・フィナンシャル・グループのマネジングパートナー、ジェイミー・コックス氏は「序盤情勢では共和党が(フロリダ州)マイアミデード郡のような、従来は優勢でなかった地域で優勢になっている」と指摘。
「ハリス陣営は心配しているだろう。市場は選挙結果が出るまで何日もかからずに早く分かるかもしれないと考えている」とした。