アップル、EU制裁金に直面へ デジタル市場法違反で=関係筋
11月5日、米アップルは欧州連合(EU)の巨大IT(情報技術)規制「デジタル市場法(DMA)」に基づく初の制裁金を科される見通しだ。写真はアップルのロゴ。ニューヨークのグランドセントラル駅で2018年8月撮影(2024年 ロイター/Lucas Jackson)
Foo Yun Chee
[5日 ロイター] - 米アップルは欧州連合(EU)の巨大IT(情報技術)規制「デジタル市場法(DMA)」に基づく初の制裁金を科される見通しだ。事情を直接知る関係者が5日明らかにした。
EUの執行機関である欧州委員会は6月、アップルのアプリ市場「アップストア」のルールがDMAに違反しているとする暫定的な調査結果を発表。初のDMA違反事例となった。
関係者によると、制裁金は月内に科される見通しだが、時期は変更となる可能性もある。DMA違反には全世界の年間売上高の最大10%の制裁金が科される可能性がある。
アップルはコメントを控えた。欧州委はコメント要請に返答していない。
この件について先に報じたブルームバーグによると、欧州委はアプリ開発者がユーザーをアップストア外に誘導するのを認める措置をアップルが講じなかったため、制裁金を科す用意をしている。