米国株式市場=反発、アマゾン急騰が軟調な雇用統計を相殺
米国株式市場は主要3株価指数が反発して取引を終えた。2013年10月撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri)
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場は主要3株価指数が反発して取引を終えた。この日発表された雇用統計は予想を大きく下回ったものの、前日発表された米アマゾン・ドット・コムの好調な第3・四半期決算を受けた買いに相殺された。
米労働省が発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比1万2000人増だった。市場予想の11万3000人増を大幅に下回り、2020年12月以来の最小の伸びとなった。
アマゾンは6.2%上昇。31日発表した第3・四半期決算で利益と売上高が市場予想を上回ったことが好感された。
一方、アップルは1.2%安。同じく31日発表した第4・四半期決算での中国での売上高減少が嫌気された。
CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は、新しい月は投資家に楽観的な見方を新たにもたらすことが多いようだと指摘。前日31日に好決算を発表したアマゾンの急騰に言及した。
週足では、主要3株価指数は全て下落。S&P総合500種は1.38%、ナスダック総合は1.51%、ダウ工業株30種は0.16%、それぞれ下げた。
米半導体大手インテルは7.8%上昇。予想を上回る売上高見通しを受けた。フィラデルフィア半導体指数は1%高。
米石油大手シェブロンは2.8%上昇。第3・四半期利益は予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.21対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は121億3000万株。直近20営業日の平均は117億1000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42052.19 +288.73 +0.69 41869.82 42326.31 41869.8
2
前営業日終値 41763.46
ナスダック総合 18239.92 +144.77 +0.80 18189.67 18363.94 18181.5
3
前営業日終値 18095.15
S&P総合500種 5728.80 +23.35 +0.41 5723.22 5772.52 5723.22
前営業日終値 5705.45
ダウ輸送株20種 16351.33 +99.18 +0.61
ダウ公共株15種 1019.02 -17.89 -1.72
フィラデルフィア半導体 5001.43 +54.68 +1.11
VIX指数 21.88 -1.28 -5.53
S&P一般消費財 1618.22 +37.98 +2.40
S&P素材 585.02 -1.12 -0.19
S&P工業 1132.95 +1.86 +0.16
S&P主要消費財 861.13 -0.57 -0.07
S&P金融 774.28 +0.87 +0.11
S&P不動産 267.94 -2.96 -1.09
S&Pエネルギー 676.20 -5.05 -0.74
S&Pヘルスケア 1721.67 +10.17 +0.59
S&P通信サービス 320.03 -0.22 -0.07
S&P情報技術 4386.23 +26.68 +0.61
S&P公益事業 396.74 -9.16 -2.26
NYSE出来高 9.26億株
シカゴ日経平均 清算値 前日大阪比 始値 高値 安値 コード
ドル建て12月限 38665 +545 38425 38870 38035
円建て12月限 38575 +455 38335 38785 37950