イタリア主要労組、11月29日にゼネストへ 政府予算案に反発

１０月３０日、 イタリア労働総同盟（ＣＧＩＬ）と労働連合（ＵＩＬ）はメローニ政権の予算案に反発し、１１月２９日に８時間のゼネストを行うと発表した。写真はCGILのランディーニ書記長。ローマで２０２３年１１月撮影（２０２４年　ロイター/Remo Casilli）

［ローマ　３０日　ロイター］ - イタリア労働総同盟（ＣＧＩＬ）と労働連合（ＵＩＬ）は３０日、メローニ政権の予算案に反発し、１１月２９日に８時間のゼネストを行うと発表した。

政府は今月、約３００億ユーロ（３２５億１０００万ドル）規模の２０２５年予算案を公表。中低所得者層に対する所得税と社会保険料の引き下げが含まれ、銀行への一時的な課税で一部財源を賄う計画だ。

イタリア最大の労働組合であるＣＧＩＬは先週、予算案は社会保障や公共サービス、投資も削減していると主張。ＵＩＬは労働者の安全を向上させる措置を予算案に盛り込むべきだと訴えた。