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ヘッジファンド、10月は中国株売りに転じる=ゴールドマン

2024年10月25日(金)14時38分

ゴールドマン・サックスのプライムブローカー部門によると、世界のヘッジファンドは11月の米大統領選を前に、10月に中国や新興国全体の株を売り米国株を買うという大幅なローテーションに動いた。写真は米ニューヨークで16年撮影。(2024年 ロイター/Andrew Kelly/File Photo)

Summer Zhen

[香港 25日 ロイター] - ゴールドマン・サックスのプライムブローカー部門によると、世界のヘッジファンドは11月の米大統領選を前に、10月に中国や新興国全体の株を売り米国株を買うという大幅なローテーションに動いた。

中国の株価指数.dMICN00000PUS>は政府が発表した一連の景気刺激策が支援し、9月に20%余り上昇していたが、今月に入って大量の資金が流出したという。

ゴールドマンの試算では、10月23日時点でヘッジファンドは中国株累計買いピーク時の80%近くを売り戻した。

中国株売りが主導する形で今月の新興国市場の売り越し幅は過去最大級になりそうだとした。

ヘッジファンドは今月、インドや台湾、韓国、中南米の株も売ったという。

MSCI中国株指数は月初から4%下落している。9月は23%上昇と、1年10カ月ぶりの大幅高を演じていた。MSCI新興国株指数は9月に6.5%上昇し、今月に入って3%下落している。

ヘッジファンドは中国・新興株に代わり、6カ月ぶりに米株買いに転じた。堅調な雇用統計や企業決算で景気後退懸念が打ち消されたからだとした。

ロイター
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