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NY外為市場=ドル下落、中国株価対策でリスク志向高まる

2024年10月19日(土)06時28分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。中国が株式市場支援のため創設した金融政策手段の運用開始を受けてリスク志向が高まり、中国株を筆頭に世界的に株式市場が上昇したことが背景。

安全資産であるドル離れが起き、中国人民元のほか、オーストラリアドルやカナダドルなどの資源国通貨も上昇した。

主要6通貨に対するドル指数は0.3%安の103.49となり、9月下旬以来最大の下落率を記録した。ただ週間では0.6%高と、3週連騰の基調にある。今月に入ってからは約2.7%高と、2023年2月以来の月間最大上昇率を記録している。

ドル/円は午後の取引で0.5%安の149.51円。ただ17日には8月初旬以来となる150円台に乗せており、週間では約0.8%上昇している。

米共和党候補のトランプ前大統領が11月の大統領選で勝利するとの見通しが高まり、ドル全体の支援材料となった。同氏が提案する関税や税制政策により、米金利が高止まりする可能性が高いとみられているためだ。

ユーロ/ドルは0.3%高の1.0865ドルと8日ぶりに上昇。1日の上昇幅としては9月26日以来の大幅なものとなる見込み。

ユーロは今月これまでに2.7%下落している。この日は中国の景気刺激策も支援材料となった。

オフショア人民元に対しては、ドルは0.3%安の7.1177元となった。豪ドルは0.1%高の0.6704米ドルだった。

英ポンドは0.2%高の1.304ドル。英小売売上高が買い材料だった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.8%高の6万8781ドル。トランプ氏が当選すれば仮想通貨規制に寛容な姿勢を取るとの見方を背景に、10月10日以降10%超上昇している。

ドル/円 NY終値 149.52/149.56

始値 149.93

高値 150.10

安値 149.37

ユーロ/ドル NY終値 1.0866/1.0867

始値 1.0844

高値 1.0869

安値 1.0843

ロイター
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