ニュース速報
ビジネス

米消費者、3・5年先インフレ期待低下=NY連銀調査

2024年10月16日(水)07時00分

 米ニューヨーク連銀が10月15日発表した9月の消費者調査によると、1年先のインフレ期待は2.3%で安定して推移するとみられたものの、3年先は2.7%(前月2.5%)、5年先は2.9%(前月2.8%)と、それぞれ低下した。2022年8月、ワシントン近郊のスーパーで撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が15日発表した9月の消費者調査によると、1年先のインフレ期待は2.3%で安定して推移するとみられたものの、3年先は2.7%(前月2.5%)、5年先は2.9%(前月2.8%)と、それぞれ低下した。

信用へのアクセスに対する認識と期待は改善したものの、信用の延滞率は引き続き上昇し、4年余りぶりの高水準となった。

消費者が向こう3カ月に債務の最低返済額を滞納すると予想する確率は平均で14.2%と、4カ月連続で上昇。前月は13.6%だった。年収5万ドル未満の人で顕著に上昇したが、最も増加したのは10万ドル以上の人だった。

住宅価格は若干の減少が見込まれるとした一方、食料品の価格上昇圧力は高まると予想。家賃、ガソリン、医療費の上昇予想は低下した。

1年先の所得と支出の見通しが若干低下した一方で、雇用市場の見通しは一部改善がみられた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:豪が子どものSNS利用禁止を計画、「孤立

ビジネス

利下げ急ぐ必要なし、インフレ率2%回帰に向け=アト

ワールド

ハマス最高指導者後任、ガザ地区外から選出か シンワ

ビジネス

米国株式市場=ダウ・S&P最高値、ネトフリとハイテ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
2024年10月22日号(10/16発売)

米大統領選を揺るがす「オクトーバー・サプライズ」。最後に勝つのはハリスか? トランプか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料を1ウォンも払わず 「連絡先分からず」と苦しい言い訳
  • 2
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 3
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「ATACMS」攻撃、無防備な兵士たちを一斉爆撃
  • 4
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    メーガン妃とヘンリー王子の「王室離脱の舞台裏」を…
  • 7
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 8
    国立科学博物館『鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい…
  • 9
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 10
    「メーガン妃のスタッフいじめ」を最初に報じたイギ…
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 3
    『シビル・ウォー』のテーマはアメリカの分断だと思っていたが......
  • 4
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 5
    「メーガン・マークルのよう」...キャサリン妃の動画…
  • 6
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 7
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 8
    性的人身売買で逮捕のショーン・コムズ...ジャスティ…
  • 9
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 10
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
  • 10
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中