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現代自インド法人、IPOでブラックロックなどに株式売却

2024年10月15日(火)12時41分

 10月14日、韓国現代自動車のインド法人は、33億ドルの調達を目指している新規株式公開(IPO)で、ブラックロックやフィデリティを含む機関投資家に9億8940万ドル相当の株式を売却した。写真は現代自動車のロゴ。インドのアーメダバードで7日撮影(2024 ロイター/Amit Dave)

Scott Murdoch

[シドニー/ソウル 14日 ロイター] - 韓国現代自動車のインド法人は14日、33億ドルの調達を目指している新規株式公開(IPO)で、ブラックロックやフィデリティを含む機関投資家に9億8940万ドル相当の株式を売却した。インドでのIPOの規模としては過去最大になるとみられている。

シンガポール政府とブラックロックは合計で7730万ドル相当の株式を、フィデリティは7650万ドル相当の株式をそれぞれ購入。国内のミューチュアルファンド勢には3億4000万ドル相当の株式が割り当てられた。

現代自動車はIPOで新株を発行せず、インド法人株の17.5%を売却する方針。インド法人の時価総額が190億ドルと評価された場合、インド法人は現代自動車の時価総額の約40%を占めることになる。

現代自動車が韓国国外で上場するのは初めて。ムンバイ証券取引時での取引は22日に始まる見通しだ。

IDBIキャピタルのアナリストグループは、現代自動車はスポーツタイプ多目的車(SUV)に重点を置く車種構成により、より大きく安全な自動車を好む消費者の動向を生かそうとしていると指摘。これがインド法人の市場シェア拡大と成長に資するとの見方を示した。

ロイター
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