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ユーロ圏のインフレ低下傾向、物価との戦いは続く=独連銀総裁
2024年10月09日(水)04時14分
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁(写真)は8日、ユーロ圏のインフレは低下傾向にあるが、ECBは警戒を緩めず、物価上昇率が中期的に目標とする2%に確実に落ち着くようにしなければならないと述べた。2月撮影(2024年 ロイター/Carla Carniel)
[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は8日、ユーロ圏のインフレは低下傾向にあるが、ECBは警戒を緩めず、物価上昇率が中期的に目標とする2%に確実に落ち着くようにしなければならないと述べた。
ナーゲル総裁は講演で「インフレ期待は現在、十分に安定している」とし、「インフレ率はベース効果により向こう数カ月で再びやや上昇する可能性はあるが、基本的に低下傾向にある」と述べた。
同時に、コアインフレ率はなお2%を大きく上回っており、基調的な物価上昇圧力はなお高すぎると指摘。インフレとの戦いはまだ終わっていないとの認識を示した。