ニュース速報
ビジネス

米EVルーシッド、第3四半期納車台数は予想超え

2024年10月08日(火)09時17分

 米新興電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループが7日発表した2024年第3・四半期の納車台数は2781台で、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト8人の予想(2242台)を上回った。昨年10月、サンディエゴで撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

Zaheer Kachwala

[7日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループが7日発表した2024年第3・四半期の納車台数は2781台で、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト8人の予想(2242台)を上回った。

米国のEV需要は、高金利やより価格が安いハイブリッド車に圧迫されて低調に推移。このため各社は、値下げや利用者にとって条件の良いローンの提供などで消費者の購入意欲を高める取り組みを進めており、ルーシッドの場合はそうした努力が実った形だ。

ルーシッドの第3・四半期生産台数は1805台と、第2・四半期の2110台から減少した。

キャンター・フィッツジェラルドのシニア株式アナリスト、アンドレス・シェパード氏は、既存の在庫整理の動きが減産につながったとの見方を示した。

CFRAリサーチのシニア株式アナリスト、ガレット・ネルソン氏は「ルーシッドが掲げた通年の生産台数目標9000台を達成するには、第4・四半期によほど頑張る必要が出てくると思う」と述べた。

ルーシッドは、年内に本格生産に移行するスポーツタイプ多目的車(SUV)の「グラビティ」が成長のけん引役になると期待している。グラビティは、テスラの「モデルX」やリビアンの「R1」と競合することになる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日鉄、ホワイトハウスが「不当な影響力」と米当局に書

ワールド

米議会、3月半ばまでのつなぎ予算案を可決 政府閉鎖

ワールド

焦点:「金のDNA」を解読、ブラジル当局が新技術で

ワールド

重複記事を削除します
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、何が起きているのか?...伝えておきたい2つのこと
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「汚い観光地」はどこ?
  • 7
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 8
    国民を本当に救えるのは「補助金」でも「減税」でも…
  • 9
    映画界に「究極のシナモンロール男」現る...お疲れモ…
  • 10
    クッキーモンスター、アウディで高速道路を疾走...ス…
  • 1
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いするかで「健康改善できる可能性」の研究
  • 4
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空…
  • 8
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 7
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中