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NY外為市場=ドルが対円で下落、147円台後半 三村財務官の発言受け

2024年10月08日(火)06時15分

ニューヨーク外為市場でドルが対円で下落した。2023年3月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - ニューヨーク外為市場でドルが対円で下落した。三村淳財務官が「投機的な動きも含めて、為替市場の動向は緊張感を持って注視する」と述べたことを受けた。

ドル/円は0.49%安の147.98円。オーバーナイトの取引では149.10円と、8月15日以来の高値を付けていた。

バノックバーン・グローバル・フォレックス(ニューヨーク)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「円1ドル=150円に近づくにつれ市場は慎重になった」としている。

ただ全般的には、地政学的状況に対する懸念からドルは安全資産と見なされる他の通貨と共に力強い地合いを維持。ドル指数は7週間ぶりの高値近辺で小動きとなった。

労働省が4日に発表した9月の雇用統計で雇用者数が予想を大きく超えて増加したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退。CMEフェドウオッチによると、FRBが11月6─7日の次回会合で0.50%ポイントの大幅利下げではなく、通常の0.25%ポイントの利下げを決定する確率は85%。前週の47%から上昇した。金利据え置きが決定される確率は0.15%。

米10年債利回りが2カ月ぶりに4%台に乗せたことも、ドルに対する支援材料となった。

主要6通貨に対するドル指数は102.46。0.07%下落したものの、8月半ば以来の高値だった前週4日の102.69から大きく下げていない。

ユーロ/ドルは0.01%安の1.0975ドル。

英ポンド/ドルは0.25%安の1.3083ドル。

暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが1.49%高の6万3334.40ドル、イーサが1.13%高の2456.20ドル。

ドル/円 NY終値 148.18/148.19

始値 148.63

高値 148.68

安値 147.86

ユーロ/ドル NY終値 1.0974/1.0977

始値 1.0964

高値 1.0986

安値 1.0963

ロイター
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