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ドイツ不動産取引、1─9月は若干増加 底打ちの兆しか

2024年10月07日(月)18時04分

10月7日、不動産会社JLLが発表したデータによると、1─9月のドイツの不動産取引額はわずかながら増加した。ミュンヘンで2023年8月撮影(2024年 ロイター/Leonhard Simon)

[ミュンヘン 7日 ロイター] - 不動産会社JLLが7日発表したデータによると、1─9月のドイツの不動産取引額はわずかながら増加した。ただJLLは、回復は緩やかなものにとどまると慎重な見方を示している。

1─9月の投資用不動産の取引額は前年同期比5%増の234億ユーロ(約256億6000万ドル)。過去数十年で最悪とされる不動産危機を経て、底打ちの兆しが出てきている。

JLLは、欧米の利下げが状況の安定に寄与していると指摘。

しかし、JLL(ドイツ)のリサーチ責任者、ヘルゲ・ショイネマン氏は「取引の急増にはつながらないだろう。緩やかな回復を期待するだけだ」と話した。

欧州、特にドイツの不動産はかつて、金利の低下で需要が喚起され、活況を呈してきた。しかし、その後は金利と建築費の急激な上昇を背景にデベロッパーの経営が悪化、不動産危機に陥った。

ロイター
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