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米ISM製造業景気指数、9月は47.2と横ばい 支払価格9カ月ぶり低水準

2024年10月02日(水)00時21分

米供給管理協会(ISM)が1日に発表した9月の製造業景気指数は47.2と、前月から横ばいとなり、拡大・縮小の分岐点となる50を6カ月連続で下回った。2018年4月撮影(2024年 ロイター/Timothy Aeppel)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日に発表した9月の製造業景気指数は47.2と、前月から横ばいとなり、拡大・縮小の分岐点となる50を6カ月連続で下回った。

ただ、ISMが長期的に経済全般の拡大を示すと見なす水準(42.5)は上回って。9月は新規受注が改善したほか、支払価格が9カ月ぶりの水準に低下。金利低下と相まって、向こう数カ月間で経済活動が上向く可能性がある。

先行指標となる新規受注は46.1と、8月の44.6から上昇。生産は49.8と、44.8から上昇した。

一方、雇用は43.9と、46.0から低下。製造業雇用者数に下振れリスクがあることが示された。

支払価格は48.3と、54.0から低下し、2023年12月以来の低水準を付けた。

供給業者の納入を示す指数は52.2と、50.5から上昇。50を超えると納入の速度が遅くなっていることを示す。

米東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者が1日にストライキに突入したことで、供給網が混乱し、原材料価格が上昇する可能性があるとの見方も出ている。

ロイター
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