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英GDP、第2四半期は前期比+0.5% 小幅に下方改定
2024年09月30日(月)16時38分
9月30日、英国立統計局(ONS)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比0.5%増だった。写真は23日、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Mina Kim)
[ロンドン 30日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が30日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比0.5%増だった。速報値の0.6%増から小幅に下方修正された。
ロイターがまとめた市場予想は0.6%増だった。
前年同月比では0.7%増。市場予想は0.9%増だった。
PwCのエコノミスト、ゴラ・スリ氏は「第2・四半期のGDPは速報値よりわずかに低い伸びとなったが、全体として英国の経済見通しは年初から大幅に改善している」と指摘した。
「これは主にインフレ率が目標に戻りつつあり、金利が下がり始め、選挙後に政治的安定が高まったことによる結果だ」と分析した。
第2・四半期の家計の貯蓄率は10.0%と、第1・四半期の8.9%から上昇した。1人当たりのGDPは前期から伸びが鈍化したが、2四半期連続で拡大した。
GDP統計発表後、ポンドは対ドルでほぼ変わらず。
2023年のGDP伸び率は0.1%から0.3%に上方修正された。