投資家心理、9月に改善 利下げ期待で=BofA調査
9月12日、 バンク・オブ・アメリカ(BofA)のファンドマネジャー調査によると、世界の投資家心理はソフトランディング(軟着陸)や米利下げへの期待を背景に6月以来初めて改善した。写真はワシントンのFRB本部で2012年4月撮影(2024年 ロイター/Joshua Roberts)
[ミラノ/ロンドン 17日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)の9月のファンドマネジャー調査によると、世界の投資家心理はソフトランディング(軟着陸)や米利下げへの期待を背景に6月以来初めて改善した。
キャッシュへの配分は4.2%に低下。景気敏感株から債券に敏感な資産へのシフトも見られた。公益株のオーバーウエートの度合いは2008年以来の高水準。コモディティーへのエクスポージャーは7年ぶりの低水準だった。
BofAは調査対象の投資家について「神経質な強気派」と形容するのが最適だと指摘。回答者の52%は米国が今後18カ月以内に景気後退に陥ることはないと考えていると述べた。
金利水準が制約的過ぎるとの回答は全体の6割で、過去16年間で最も多かった。
調査は9月6─12日にファンドマネジャー243人(運用資産総額6660億ドル)を対象に実施した。