ニュース速報
ビジネス

日経平均は反落、前日の反動やドル/円で 連休前のポジション調整も

2024年09月13日(金)15時28分

 9月13日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比251円51銭安の3万6581円76銭と、反落して取引を終えた。写真は都内で8月撮影(2024 ロイター/Willy Kurniawan)

[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比251円51銭安の3万6581円76銭と、反落して取引を終えた。前日の大幅高の反動のほか、ドル/円が不安定な動きとなり、売りが優勢となった。来週は3連休明け後に日米の金融政策イベントを控えているため、ポジション調整の売りも出やすかった。

日経平均は前営業日比49円高と小幅高でスタートした後、マイナス圏に転落。その後はマイナス圏でのもみ合いとなり、後場では391円安の3万6441円34銭で安値をつけた。取引時間中にドル/円が140円後半─141円前半の間で不安定な動きとなり、為替をにらみながらの展開となった。

来週は17ー18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、19─20日に日銀の金融政策決定会合が開催される。市場では「日銀は9月会合で追加利上げを見送るとされているが、FOMCの結果次第では円高が急速に進行する可能性があり、警戒されている」(アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長)との声があった。来週以降もドル/円をにらみながらの展開になるとみられている。

東証株価指数(TOPIX)は0.82%安の2571.14ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.83%安の1323.13ポイント。プライム市場の売買代金は4兆2172億6700万円だった。

東証33業種では、値下がりがゴム製品、輸送用機器、医薬品、保険、電気・ガスなど27業種、値上がりは海運、鉱業など6業種だった。

主力株では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングが1%超安、アステラス製薬、コナミグループ、味の素が3─4%超安。トヨタ自動車は2%超安だった。半面、東京エレクトロン、アドバンテストは1%超高としっかり。川崎重工業は7%超高となった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.35%安の644.48ポイントと、反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが358銘柄(21%)、値下がりは1234銘柄(75%)、変わらずは51銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 36581.76 -251.51 36882.41 36,441.34─36,887.40

TOPIX 2571.14 -21.36 2585.58 2,563.83─2,588.34

プライム市場指数 1323.13 -11.01 1329.74 1,319.44─1,332.02

スタンダード市場指数 1213.20 -4.66 1216.74 1,211.47─1,218.04

グロース市場指数 823.52 -10.21 832.72 823.06─833.86

グロース250指数 644.48 -8.79 652.26 644.00─653.04

東証出来高(万株) 173770 東証売買代金(億円) 42172.67

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日鉄、ホワイトハウスが「不当な影響力」と米当局に書

ワールド

米議会、3月半ばまでのつなぎ予算案を可決 政府閉鎖

ワールド

焦点:「金のDNA」を解読、ブラジル当局が新技術で

ワールド

重複記事を削除します
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、何が起きているのか?...伝えておきたい2つのこと
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「汚い観光地」はどこ?
  • 7
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 8
    国民を本当に救えるのは「補助金」でも「減税」でも…
  • 9
    映画界に「究極のシナモンロール男」現る...お疲れモ…
  • 10
    クッキーモンスター、アウディで高速道路を疾走...ス…
  • 1
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いするかで「健康改善できる可能性」の研究
  • 4
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空…
  • 8
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 7
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中