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NY外為市場=ドル堅調、対円でも5営業日ぶり上昇

2024年09月10日(火)05時44分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが円を始め他の主要通貨に対して堅調に推移した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが円を始め他の主要通貨に対して堅調に推移した。米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ幅が後退する中、投資家は11日発表の8月米消費者物価指数(CPI)に注目している。

ドルは対円で5営業日ぶりに上昇した。対ユーロでは2日連続で上昇した。 LSEGによると、米金利先物は9月17─18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイント(bp)の利下げを完全に織り込んでいる。50bpの利下げが行われる可能性は約29%あるとみている。

クラリティーFXのエグゼクティブ・ディレクター、アモ・サホタ氏は「FRBは来週、25bp利下げを行うだろう。インフレ指標次第では、11月に50bpの大幅利下げがあるかもしれない」と述べた。

午後の取引では、ドル/円は0.4%高の142.84円だった。 ユーロ/ドルは0.4%下落の1.1041ドルとなった。ユーロの下落はドル指数を押し上げ、0.4%高の101.56となった。

市場の注目は米CPIに集まっているが、FRBはインフレ率よりも雇用に重点を置いていることを明らかにしている。ロイター調査によると、8月CPIは前月比0.2%上昇と見込まれている。ただ前年同月比では2.6%上昇と、伸びは7月の2.9%から鈍化すると予想されている。 他通貨では、ドルが対スイスフランで0.6%上昇し、0.8482フランとなった。

英ポンドは0.4%安の1.3075ドルだった。一時、約2週間ぶりの安値となる1.3068ドルまで下落した。

ドル/円 NY午後4時 142.95/142.96

始値 143.66

高値 143.79

安値 142.66

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1038/1.1039

始値 1.1040

高値 1.1053

安値 1.1035

ロイター
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