ニュース速報
ビジネス

米ISM非製造業総合指数、8月は51.5でほぼ横ばい 雇用減速

2024年09月06日(金)02時10分

米供給管理協会(ISM)が5日発表した8月の非製造業総合指数は51.5と、前月の51.4からほぼ横ばいだった。2021年8月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した8月の非製造業総合指数は51.5と、前月の51.4からほぼ横ばいだった。ただ、労働市場の軟化に伴い雇用の伸びは鈍化した。

業況拡大・縮小の境目とされる50を上回り、市場予想の51.1よりも好調だった。

経済活動が昨年より緩やかなペースながら拡大を続けたことを示した。

新規受注指数は53.0と、7月の52.4から上昇。サービス業雇用指数は7月の51.1から50.2に低下した。

価格指数は7月の57.0から57.3に上昇した。ただ、高金利が需要を抑制しているため、国内の物価上昇圧力は和らいでいる。

ISMの調査に回答した企業は、「あらゆる分野で欠員を埋め、契約社員を補充する」と同時に、採用を凍結し「解雇者や退職者の補充は行わない」と報告した。

オックスフォード・エコノミクスの米国担当副主任エコノミスト、マイケル・ピアース氏は「経済は緩やかではあるが減速しつつあるようだ。ただ、景気後退の兆候はまだ見られない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:メキシコ大統領の「対トランプ」戦略が高評

ワールド

ウクライナ和平「就任初日」公約は誇張、トランプ氏側

ビジネス

昨年の訪日外国人は最多の約3687万人、消費額も過

ワールド

韓国大統領、取り調べで沈黙守る 録画も拒否=捜査当
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 5
    ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローン…
  • 6
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 7
    日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で…
  • 8
    TikTokに代わりアメリカで1位に躍り出たアプリ「レ…
  • 9
    【随時更新】韓国ユン大統領を拘束 高位公職者犯罪…
  • 10
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 10
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中