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NY外為市場=ドル軟化、円は週間で6月以来最大の下落幅

2024年08月17日(土)06時38分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で大きく下落したほか、他の通貨に対しても軟調となった。2022年4月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で大きく下落したほか、他の通貨に対しても軟調となった。市場ではこの日発表された経済指標を消化しつつ、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ意欲を見極めようとする動きが広がった。

米国の住宅指標もドルへの圧力となった。

米商務省が16日に発表した7月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比14.1%減の85万1000件と、5カ月連続で減少した。

主要通貨に対するドル指数は0.48%安の102.54となった。

ドルは対円で1.04%下落し、147.75円。前日の取引では149.40円と2週間ぶりの高値を付けていた。

ただ円は、米国の経済指標が景気後退懸念を緩和したことから、週間では6月以来最大の下落幅となる見通し。

ストーンXの市場調査責任者マット・ウェラー氏は「円は足元で最も強い主要通貨だが、トレーダーらが他の主要中央銀行の利下げ期待を抑えていることから、今週は依然として最も軟調な通貨といえる」と述べた。

経済見通しの改善により株式相場は上昇し、ポンドなどリスクに敏感な通貨は堅調な値動きとなった。

英ポンドは0.6%高の1.2931ドル。7月25日以来の高値となり、週間では1.2%上昇する見通しとなった。

ユーロは0.36%高の1.1012ドルとなった。弱い経済指標を受けドルが下落したことから、ユーロは今週初めに1月3日以来の高値を記録した。

ドル/円 NY終値 147.58/147.62

始値 148.35

高値 148.35

安値 147.58

ユーロ/ドル NY終値 1.1028/1.1029

始値 1.0993

高値 1.1029

安値 1.0983

ロイター
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