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米二コラの水素燃料電池トラック、4─6月納車台数が前期比80%増

2024年07月03日(水)09時58分

 米電動トラックメーカーの二コラが7月2日発表した第2・四半期の水素燃料電池を搭載した大型トラックの納車台数は72台と前期比80%増加し、自社予想の50─60台を上回った。写真は同社の水素燃料電池トラック。昨年11月、ロサンゼルスで開催された自動車ショーで撮影(2024年 ロイター/David Swanson)

[2日 ロイター] - 米電動トラックメーカーの二コラが2日発表した第2・四半期の水素燃料電池を搭載した大型トラックの納車台数は72台と前期比80%増加し、自社予想の50─60台を上回った。

第1・四半期の納車台数は40台。二コラは5月、今年通年の納車台数は300─350台を目指していると述べた。

納車台数の増加は、同社の水素燃料電池トラックへの移行における進展を示している。2023年は冷却水漏れによる出火で電池式車両をすべてリコール(回収・無償修理)する問題に見舞われた。

2024年上半期の水素燃料電池トラックの納車台数は112台だった。二コラは先週、小売り大手のウォルマート・カナダなど新規顧客を獲得したと明らかにした。ウォルマート・カナダには最近、水素燃料電池搭載のトラクタートレーラー(セミトラック)を納入した。

今年初めには、トラック運送会社のAiLOロジスティクスから燃料電池トラック100台を受注した。

二コラは燃料電池トラックの普及を支えるために燃料補給ステーションの開設にも取り組んでいる。

ロイター
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