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香港上場の本土系不動産株が急伸、大手デベロッパーの販売改善で

2024年07月02日(火)14時49分

2日の香港株式市場で本土系不動産株が急伸した。中国の大手デベロッパーの6月販売額の前年比減少幅が前月から縮小したとのデータを好感している。写真は上海で22年1月撮影。(2024年 ロイター/Aly Song/File photo)

[香港 2日 ロイター] - 2日の香港株式市場で本土系不動産株が急伸した。中国の大手デベロッパーの6月販売額の前年比減少幅が前月から縮小したとのデータを好感している。

ハンセン中国本土不動産指数は序盤に4.8%高まで上昇し、中盤時点で3.5%高。

中国の民間デベロッパー大手の龍湖集団、世茂集団、雅居楽集団(アジャイル・グループ)はそれぞれ5%以上急騰。政府系の華潤置地と民間企業の旭輝控股集団(CIFIホールディングス)は4%以上上昇した。

市場は、5月中旬に発表された大規模な支援策が、不振にあえぐ中国不動産セクターの安定化に与える影響を注視している。

不動産調査会社の中国房産信息集団(CRIC)のデータによると、中国のデベロッパー上位100社の6月の販売額は5月から36.3%増加。前年同月比では16.7%減少したが、5月の33.7%減から大幅に改善した。

CRICによると、これらのデベロッパーのほぼ3分の1は、中国海外発展、保利発展、緑城中国など国有および国営企業。

CRICは、一連の支援策を受けて住宅購入はさらに増えると予想する一方、7月販売額の前年同月比の減少幅は昨年の水準が低かったため、引き続き縮小するとの見方を示した。

ロイター
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