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NY外為市場=ドル、対円以外で下落 第1四半期は低成長・高インフレ

2024年04月26日(金)06時09分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円を除いて下落した。2023年3月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円を除いて下落した。2024年第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値が約2年ぶりの低い伸びとなる一方、コア個人消費支出(PCE)指数の伸びが加速した。

第1・四半期GDP速報値は年率換算で前期比1.6%増だった。伸びは前四半期の3.4%増から大幅に鈍化し、市場予想の2.4%増に届かなかった。米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目する食料とエネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)指数は3.7%上昇し、前四半期の2.0%上昇から伸びが加速した。 ドル指数は0.21%安の105.60。GDP発表後に国債利回りが上昇したことを受け、一時106.00に上昇する場面があった。

円は対ドルで34年ぶりの安値を更新、対ユーロでは16年ぶりの安値を付けた。投資家は、日銀が26日まで開催する政策決定会合が、円を下支えするほどタカ派的なものにはならないと予想している。

ドル/円は0.19%高の155.63円。GDP発表後に155.31円まで下落したが、ほどなく反転した。一時、34年ぶり高値となる155.75を付けた。

ユーロ/円は167.025円まで急上昇した。 投資家は、155円台が日本の当局にとっての一線であり、それを超えると日銀が介入する可能性があるとみて、警戒感が高まっている。

ユーロ/ドルは0.26%上昇し、1.0725ドルとなった。英ポンドは0.35%高の1.2504ドル。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインが0.80%高の6万4492ドル。イーサリアムは0.94%上昇し3158.95ドル。

ドル/円 NY終値 155.65/155.66

始値 155.54

高値 155.74

安値 155.33

ユーロ/ドル NY終値 1.0729/1.0730

始値 1.0724

高値 1.0739

安値 1.0679

ロイター
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