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英小売売上高、3月は前月比横ばい インフレ鈍化でも消費伸びず

2024年04月19日(金)16時46分

 4月19日、英国立統計局(ONS)が発表した3月の小売売上高(数量ベース)は前月比変わらずだった。写真は昨年1月、ロンドンのショッピングセンターで撮影(2024年 ロイター/Kevin Coombs)

Suban Abdulla

[ロンドン 19日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が19日発表した3月の小売売上高(数量ベース)は前月比変わらずだった。インフレ減速にもかかわらず消費は低迷した。

ロイターがまとめたエコノミストの予想は前月比0.3%増加だった。

2月は横ばいから0.1%増に上方修正された。

自動車燃料の販売が2022年5月以来の高水準となり、非食品の店舗販売も伸びたが、食品販売が店舗、オンラインでともに減ったほか、その他非店舗小売業も不振だった。

燃料販売を除く小売売上高は前月比0.3%減。

PwCの消費者市場業界担当リーダー、リサ・フッカー氏は「第1・四半期は多くの小売企業にとって期待外れの結果となった。インフレ率の低下と国民保険料の2%引き下げが1月の給与明細に反映されたが、消費の持続的な回復にはまだつながっていない」と指摘した。

3月の小売売上高は前年比で0.8%増加した。

1─3月は前の3カ月と比べて1.9%増加。1月が大幅増だった影響で、21年半ば以来、最大の伸びとなった。

ロイター
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