シンガポールのテマセク、オープンAIへの投資を協議=FT

3月5日、シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスは、生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発したオープンAIに投資する方向で協議を行っている。昨年7月撮影(2024年 ロイター/Edgar Su)
[5日 ロイター] - シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスは、生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発したオープンAIに投資する方向で協議を行っている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が5日伝えた。
テマセクの幹部らがオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と過去数カ月間に複数回会ったという。
テマセクは当初、アルトマン氏のベンチャーキャピタルファンド、ヒドラジン・キャピタルへの投資に関心があったが、最近はオープンAIについても協議するようになったとFTは報じた。
アルトマン氏については先月、AI半導体製造拠点のネットワークをつくるために約5兆─7兆ドルの資金調達を目指していると報じられたばかり。
テマセクはテクノロジー部門に積極的な投資を行っており、昨年3月末時点でポートフォリオの規模は3820億シンガポールドル(2842億1000万米ドル)に上った。