ニュース速報
ビジネス

米1月新築住宅販売、1.5%増の66.1万戸 予想下回るも需要堅調

2024年02月27日(火)05時00分

米商務省が26日発表した1月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.5%増の66万1000戸だった。2019年撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 26日 ロイター] - 米商務省が26日発表した1月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.5%増の66万1000戸だった。寒波の影響などで市場予想(68万戸)に届かなかったものの、中古住宅の在庫不足が続く中、新築一戸建ての需要は引き続き底堅く推移している。

昨年12月の販売戸数は65万1000戸と、従来の66万4000戸から下方修正された。

1月の販売戸数は前年同月比で1.8%増加した。

ネーションワイドのエコノミスト、ダニエル・ビルハーバー氏は「新築住宅市場は中古住宅市場と比較して大幅にアウトパフォームし続けている」と指摘。「中古住宅の在庫不足が続く中、購入者は引き続き新築住宅市場に流れている」と述べた。

前月比の地域別では北東部で72.0%増、西部で38.7%増となった。中西部では7.7%増加。一方、人口密度の高い南部では15.6%減少し、2022年9月以来の低水準となった。

1月の新築住宅価格の中央値は42万0700ドルで、前年同月比2.6%下落した。ただ建設業者が値下げなどのインセンティブを止めるにつれ、下落ペースは鈍化。全米住宅建設業者協会(NAHB)の調査によると、値下げを提案したと回答した建設業者の割合は1月の31%、23年11─12月の36%から2月には25%に低下した。

1月は30万─74万9000ドルの価格帯の物件が成約戸数の大部分を占めた。

1月末時点の新築住宅の在庫は45万6000戸で、12月の45万2000戸から増加した。

1月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は8.3カ月。12月も8.3カ月だった。

建設中の住宅が在庫の59.2%を占めた。未着工の住宅は23.2%、完成した住宅は17.5%だった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

焦点:展望開けぬガザ停戦、ハマス指導者殺害でも バ

ビジネス

焦点:ECB積極利下げサイクル幕開けか、市場で観測

ビジネス

英BP、洋上風力事業の少数権益売却を模索 再エネ縮

ビジネス

中国新築住宅価格、9月は前年比-5.8% 15年5
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
2024年10月22日号(10/16発売)

米大統領選を揺るがす「オクトーバー・サプライズ」。最後に勝つのはハリスか? トランプか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くその正体
  • 3
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせる作戦か、戦争でタガが外れたのか
  • 4
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 5
    ナチス・ドイツの遺物が屋根裏部屋に眠っていた...そ…
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    シドニー・スウィーニーの最新SNS投稿が大反響! 可…
  • 8
    東京に逃げ、ホームレスになった親子。母は時々デパ…
  • 9
    北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすご…
  • 10
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明かす意外な死の真相
  • 4
    『シビル・ウォー』のテーマはアメリカの分断だと思…
  • 5
    「メーガン・マークルのよう」...キャサリン妃の動画…
  • 6
    「メーガン妃のスタッフいじめ」を最初に報じたイギ…
  • 7
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 8
    東京に逃げ、ホームレスになった親子。母は時々デパ…
  • 9
    ビタミンD、マルチビタミン、マグネシウム...サプリ…
  • 10
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 5
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 6
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 7
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 8
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
  • 9
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 10
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中