パナHD、特許侵害訴訟で米ブロードコムと和解
パナソニックホールディングス(HD)は10月31日、自社の特許技術を「広範な」製品に不正使用し、特許を侵害したとして米半導体大手ブロードコムを相手取った2件の訴訟について、最終的な和解が成立したと明らかにした。千葉県で2017年撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)
Blake Brittain
[1日 ロイター] - パナソニックホールディングス(HD)は10月31日、自社の特許技術を「広範な」製品に不正使用し、特許を侵害したとして米半導体大手ブロードコムを相手取った2件の訴訟について、最終的な和解が成立したと明らかにした。米テキサス州連邦地裁に文書を提出した。
同州ウェーコの連邦地裁に昨年提出した訴状で、パナソニックHDはブロードコムのマイクロプロセッサーや集積回路(IC)、無線ネットワーク部品などが、情報処理やデータ伝送などの技術に関する自社の特許10件を侵害していると主張。2019年と20年にブロードコムに対して特許のライセンス供与を打診したものの、回答がなかったとして、損害賠償と特許権侵害の差し止め命令を請求した。
ブロードコムは裁判所への提出文書で、パナソニックHDの主張を否定した。
両社は今年7月、大筋で和解したことを連邦地裁に報告していた。