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米下院委、フォードと中国CATLの電池提携を調査
米下院の歳入委員会と中国特別委員会は7月21日、フォード・モーターと中国バッテリー大手・寧徳時代新能源科技(CATL)の提携を調査していると表明した。写真はフォードのロゴ。2019年1月、ミシガン州デトロイトで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)
[ワシントン 21日 ロイター] - 米下院の歳入委員会と中国特別委員会は21日、フォード・モーターと中国バッテリー大手・寧徳時代新能源科技(CATL)の提携を調査していると表明した。
フォードは2月、電池製造世界最大手CATLの技術を利用し、ミシガン州に35億ドルを投じてバッテリー工場を建設すると発表した。
両委員会の委員長は連名の書簡で、この取引に関する質問に回答するようフォードに要請。その上で、もし同社が電気自動車用バッテリーを生産する投入資源を中国に依存し続けるなら、「同社は中国共産党とその政治の気まぐれに自社と米国の納税者をさらすことになる」と警告した。
フォードは、書簡の内容を検討して回答すると表明。「競合他社のように他の場所に電池工場を建設するとか、中国からLFP(リン酸鉄リチウムイオン)電池を輸入するだけではなく、米国内でこの工場を所有・運営する」と説明した。
両委員会によると、フォード工場の雇用2500人のうち数百人は中国からのCATL従業員で占められ、設備の設置やメンテナンスを担当する。