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米新規失業保険申請、2.6万件減の23.9万件 予想外に減少

米労働省が29日発表した直近の週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から2万6000件減の23万9000件だった。2021年4月撮影(2023年 ロイター/Amira Karaoud/File Photo)
[ワシントン 29日 ロイター] - 米労働省が29日発表した24日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から2万6000件減の23万9000件だった。減少件数は2021年10月以来20カ月ぶりの大きさ。ロイターがまとめたエコノミスト予想は26万5000件で予想外に減少し、労働市場が引き続き力強いことが示された。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は「今のところ、労働者需要が大幅に悪化する兆しはない」と指摘。「逼迫した労働市場を受け、金利の道筋は政策当局者によって実質的な需給のリバランスが確認されるまで上昇基調が維持されるだろう」と述べた。
季節調整前の申請件数は1万7843件減の23万3048件。カリフォルニア州で1万0108件、テキサス州で9187件、ペンシルベニア州で3263件、ミネソタ州で2387件減少した。一方、コネチカット州で6013件、ニュージャージー州で5206件増加した。
6月17日までの1週間の継続受給件数は1万9000件減の174万2000件。2月以来の低水準となった。