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ルーブル急落、22年4月以来の安値 ドル需要や輸出収入減少で

2023年04月07日(金)17時32分

 4月7日、 ロシアの通貨ルーブルが対ドルと対ユーロで2022年4月以来の安値に急落した。(2023年 ロイター/Ilya Naymushin)

[モスクワ 7日 ロイター] - ロシアの通貨ルーブルが対ドルと対ユーロで2022年4月以来の安値に急落した。

モスクワ時間午前9時半現在、対ドルでは1.1%安の82.28ルーブル。対ユーロでは1%安の90.06ルーブル。

市場関係者によると、西側企業の事業売却に伴うドル需要や3月の原油価格下落による輸出収入の減少などが背景。

ロイターの算出によると、ルーブルの年初来下落率はエジプトポンド、アルゼンチンペソに次いで世界で3番目の大きさとなっている。

ただトレーダーは、今月の原油価格上昇が今後ルーブルの支援材料になると指摘した。

ロシアのシルアノフ財務相は6日、ルーブル安に関する国営テレビの質問に「ロシア産エネルギー価格は上昇しており、さらなる外貨流入を示唆している」とし「これはルーブル相場の上昇傾向につながる」と述べた。

ロイター
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