テンセント・ミュージック、第3四半期売上高と利益が予想上回る

中国のインターネットサービス大手、騰訊控股（テンセント・ホールディングス）傘下の音楽配信会社テンセント・ミュージック・エンターテインメントが１５日発表した第３・四半期決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。資料写真、２０２１年３月撮影（２０２２年　ロイター／Florence Lo）

［１５日　ロイター］ - 中国のインターネットサービス大手、騰訊控股（テンセント・ホールディングス）傘下の音楽配信会社テンセント・ミュージック・エンターテインメントが１５日発表した第３・四半期決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。有料契約者数の増加と広告収入の回復が業績を下支えした。

売上高は７３億７０００万元と前年同月比５．６％減少したが、リフィニティブによるアナリスト予想平均の７０億７０００万元より高い水準だった。

音楽配信サービスの有料契約者数は第２・四半期の８２７０万人から８５３０万人に増えた。

純利益は前年同期の７億４０００万元から１０億６０００万元に増加。特殊要因を除く１米国預託証券（ＡＤＳ）当たりの純利益は８６元となり、市場予想の７１元を超えた。

同社のCheuk Tung Yip最高戦略責任者は、同社は今年、全体的に減収基調にあるが、収益性の改善とコストの最適化に引き続き取り組むと表明。第３・四半期の広告収入は前期比で２期連続増加したと説明した。